アメリカの会社でありながら日本語対応もしており日本語でサポートを受けられるのは非常に心強いですよね。はじめての海外サーバーならGoDaddyは有力な選択肢に入れてもいいでしょう。
このページではGoDaddyの基本情報から他にはない特徴、メリットやデメリット、実際にGoDaddyのサーバーを利用しているウェブサイトの紹介などをしています。
GoDaddyの紹介
GoDaddy(ゴーダディ)は1997年にアメリカのアリゾナ州で設立されたドメイン販売とレンタルサーバーの会社です(設立当時はJomax Technologiesという社名)。
2017年5月時点で従業員は約6000人、顧客の数は約1700万人にのぼります。いくつかの調査で、GoDaddyはドメイン登録数やWebホスト利用者の数で世界一となっています。
GoDaddyはウェブ構築周りの総合デパートのような会社です。ドメイン取得、レンタルサーバー、ウェブサイトビルダー、ネット通販ツール、決済サービス、デザインサービス、マーケティングツール、セキュリティシステム、オンライン簿記システムなど。
とにかく守備範囲が広いのが特徴です。1つの会社ですべてのインターネットニーズが満たされることに価値を置く人もいるはずです。
そして何と言っても、海外サーバーでは珍しく日本語に対応しているのは非常に大きいです。これが一番の優位性かもしれません。
英語を理由に海外サーバーを見送っていた人にとってはGoDaddyは有力な選択肢になるでしょう。
とはいえ、純粋にサーバーの機能面と価格を評価した場合、割高感は否めえません。
無料のSSL用意されていなかったり、セキュリティ関連のオプションは有料だったり、競合他社のホスティングサービスと比較した場合にGoDaddyは割高に感じてしまいます。
GoDaddyのメリット
GoDaddyのメリットとして挙げられるところをピックアップしてみます。
- 日本語対応している
- 世界屈指のホスティング会社
- 3つの地域にサーバー設置
- アジアに設置されたサーバーがある
- DDoS保護あり
- 125種類以上のアプリのワンクリック導入
GoDaddyのデメリット
続いてGoDaddyのデメリットです。
- SSLは有料
- バックアップ&復元は有料
- マルウェア除去有料
- SSDではない
これらの項目をGoDaddyですべて追加すると、サーバー代に加えて月額1500円ほどのオプション費用が必要になります。
一方でこの項目をすべて無料で提供しているホスティングサービスも登場しています(たとえばFastComet)。サーバー費用だけでもGoDaddyより安いです。
端的に言って、GoDaddyはコストパフォーマンスが悪いんです。
注意:月額課金の返金は48時間以内
GoDaddyには返金保証がついています。
1年以上の契約ですと30日間の返金保証が付与されますが、月額決済や3か月単位の決済をを選択した場合は48時間の返金保証なので注意をしてください。
注意:無料のドメインは初年度のみ
ドメインの無料付与サービスがありますが、これは初年度のみ適用されます。翌年からは更新時の標準価格で課金されます。
注意:日本語の電話サポートは不安定
日本語の電話サポートは「ちょっと頼りない」と言わざるを得ません。
まず対応スタッフは外国人の方です。慎重に丁寧に辛抱強くゆっくりと会話をしなければいけません。
わたしも海外で仕事をしていたりするので、そこら辺は寛容です。ただハッキリ言って、過去に受けた「外国人さんによる日本語サポート」の中でもっとも日本語力が低かったです。
知識の面でもちょっと不安です。たとえば「サーバーはハードディスクですか、SSDですか?」という初歩的な質問に答えられませんでした。(確認しますので少しお待ちください→SSDではない)
電話が途中で切れてしまい再架電しなければいけなくなったりもしました。
GoDaddyの日本語サポートは2016年からスタートしたということですが、もうちょっとレベルアップする必要があるかなと思いました。
それでも日本語でサポートを受けられるのは多くの日本人にとって有用だし心強いはずです。
GoDaddyの共有サーバープラン
GoDaddyはビジネス向けホスティング、Wordpress専用ホスティング、専用サーバー、VPSなども提供していますが、ここでは最も利用者が多いであろうWebサイトホスティング(共有サーバー)のプランを紹介します。
最安値のエコノミー
設置サイト:1つ
データ容量:100GB
MySQL:10x 1GB
月額料金:889円(444円)
一番人気のデラックス
設置サイト:無制限
データ容量:無制限
MySQL:25 x 1GB
月額料金:1,149円(571円)
最上位のアルティメット
設置サイト:無制限
データ容量:無制限
MySQL:無制限 x 1GB
月額料金:1,909円(952円)
※月額料金カッコ内は最長の36カ月契約をした場合。
詳しくはGoDaddy公式サイトをご確認ください。
GoDaddyのスーパーボウルでのCM
アメリカンフットボールの優勝決定戦「スーパーボウル」はテレビCMの祭典とも言われています。世界で1億人が同時に視聴し、広告費は30秒間で500万ドル(約5億5千万円)するそうです。
そのスーパーボウルにGoDaddyは毎年のようにCMをだしています。ほぼ常連組です。もうそれだけでGoDaddyの立ち位置を理解できると思います。インターネット界での有力企業です。
そして、2013年のスーパーボウルのCMでGoDaddyが炎上したので紹介しておきます。
Go Daddyには2つの側面があります。ひとつはBar Refaeliのようにセクシーな側面。もうひとつはWalterのように中小企業のキラーウェブサイトを作るスマートな側面。一緒になれば彼らはパーフェクトです。
いかがでしょうか。老若男女、1億人が視聴するスーパーボウルでこのCMを流したんですから炎上しちゃうのも無理はないですよね。セクシーすぎるし、なんだかサーバーエンジニアへの偏見を含んでいます。
ちなみにブロンド女性はBar Refaeliという有名なモデルさんで本人として登場しています。レオナルド・ディカプリオの元恋人みたいです。男性のWalterは役者さんでJesse Heimanという売れない俳優さんでした。
このCMが話題になり、Jesse Heimanさんは「時の人」となり、Jesse Heimanさんとキスをするセレブが続出。ちょっとしたフィーバーになりました。そしてJesse Heimanさんはいくつかの映画の配役を獲得しています。
GoDaddyを利用しているサイト
GoDaddyのサーバーを利用しているウェブサイトを紹介します。
Skillman Wok
アメリカのテキサス州にある中華料理「Skillman Wok」のホームページです。
ISOReady
国際認証制度であるISOの取得コンサルティングをしている「ISOReady」というアメリカ企業のホームページです。
GoDaddyのクチコミ集めました
GoDaddyのサーバーを利用している人のクチコミ評価を紹介します。
まとめ:GoDaddyはオススメか?
大企業であることや日本語に対応していることに価値を感じる人にはGoDaddyは良いかもしれません。
ただし、フェアに評価してGoDaddyのコストパフォーマンスはよくありません。海外サーバーという枠組みで言えば「とてもコスパが悪い」といえるでしょう。日本のサーバーと比較しても「良くない」といったところ。
そう考えると、GoDaddyに優位性は見当たりません。大企業という安定性や日本語に価値を感じている人は日本のエックスサーバーで良いと思います。
どんな人にGoDaddyをオススメできるか考えてたんですが、「価格の安さよりも大企業の安定性を重視していて、海外在住者(日本に住んでいない人)をメインターゲットにしている人」です。
それでは以上です。今回も読んでくれてありがとうございます。よい一日を。
すみません、お答えいただけたらありがたいです。
Godadyのレンタルサーバーのアクセスログ保存期間は最大でどれくらいですか?
GoDaddy日本語サポートは中国人か他のアジア人だと思いますが、
かなり態度が悪く「失礼いたします」のひとこともなく電話を切られてしまいました。
仕方なしに英語のサポートも利用してみましたが、そちらも母国語ではないのか、
質問に対して全く関係のない答えしか返ってきませんでした。
3年契約なのに2年分しか契約延長されていなかったりして、
色々不安が残りますので30日の返金期日以内に他社への乗り換えを検討していますが
英語+日本語サポートが受けられるオススメの会社はありますでしょうか?
Godaddyの日本語カスタマーサポートはこれまでで「最低」のサポートセンターでした。
担当者のボブさんは日本人ではなく、日本語でのコミニュケーションがとりにくいです。
最終的に「あなたの日本語のレベルが低いので理解できない」、「私はトラブル解決に最大限の努力をしているのにあなたは何も評価しない。それならこのサポートも打ち切る」などとんでもない対応でした。こちらもだんだんイライラし始めて別の担当者を希望しても「責任者は私です」の一点張り。
何度電話してもこのボブさんでした。また途中何度も電話をガチャ切りされて再度掛け直しても
「あなたの電話のせいですねえ。ははははは」と小馬鹿にしたような対応でした。仕方なく米国の
カスタマーサービスに問い合わせたところ迅速な対応をしていただきました。
ボブさんの話では「日本ではトラブルに一切対応できないのでアメリカの本社に電話するが時差の関係で回答に3日以上かかる」といわれましたが全くそんなことはありませんでした。Godaddy JAPANはシンプルに「怠惰」であると言えます。