果たしてBluehostを利用する価値はあるのか?このページではBluehostの特徴やメリット・デメリット、注意点、利用者のクチコミ、運用しているウェブサイトの公開などをしています。
Bluehostに興味がある方は必見です。
Bluehostの紹介
Bluehost(ブルーホスト)は1996年にアメリカで設立されたホスティング会社です。
歴史が長く、世界でトップ5に入る知名度を持つホスティングサービスです。日本でも比較的有名な海外サーバーと言えるでしょう。日本語による関連情報も多少はあり、それはBluehostのメリットです。
Bluehostは、世界一使われているCMSであるWordPress(ワードプレス)の公式サイト「WordPress.org」に推奨ホスティングサービスとして紹介されています。

SiteGround、Dreamhostを含めた3つのホスティングサービスが紹介されていますがBluehostは一番上で紹介されています。
WordPress本部がBluehostをオススメしてくれているのは安心材料にはなりますよね。実際、BluehostはWordpressのワンクリックインストールなど多くのリソースを提供しています。
とは言えです。とは言え、正直、今どきほとんどのホスティングサービスはWordPress利用を想定しているため、これら3つのホスティングサービスが際立ってWordPressと相性がいいとは思いません。
端的に言うと「普通」なんです。価格、品質、機能、サポート、表示スピードは並み。大手だけあってバランスの良い海外サーバーだと思いますが、目立って素晴らしいところも見当たりません。
携帯電話で言うところのdocomoみたいに、大手であることが最大のメリットかもしれませんね。
Bluehostの共有サーバープラン
Bluehostでは、専用サーバー、VPS、WordPress専用サーバーなど様々なサーバーを提供していますが、ここでは最も利用者の多いShared Hosting(共有サーバー)のプランを紹介します。

BluehostのBasicプラン
設置サイト:1つ
データ容量:50GB
WHOIS代行:有料
Site Backup Pro:なし
月額料金:7.99ドル(2.95)
BluehostのPlusプラン
設置サイト:無制限
データ容量:無制限
WHOIS代行:有料
Site Backup Pro:なし
月額料金:10.99ドル(5.95)
BluehostのPrimeプラン
設置サイト:無制限
データ容量:無制限
WHOIS代行:無料
Site Backup Pro:あり
月額料金:14.99ドル(5.95)
※月額料金カッコ内は36カ月契約をした場合。
詳しくはBluehostの公式サイトをご確認ください。
Bluehostのメリット
Bluehostのメリットとして挙げられるところをピックアップしてみます。
- 無料SSL
- CloudFlare簡単導入
- 無料ドメイン
- サイトデザイン無料相談
- 広告費200ドル分
- 30日間の返金保証
Bluehostならではのメリットというのはありません。しかしGoogleアドワーズなどの広告マーケティング費用として200ドル分が贈呈されるのは嬉しいことだと思います。
Bluehostのデメリット
- データセンターはアメリカのみ
- ハードディスク
- アダルト不可
データセンターがアメリカのみというのは日本人をターゲットにしているウェブマスターにとっては痛い部分です。サーバーとの物理的距離はページの表示速度を落としますからね。
しかしcPanelからCloudFlareを簡単に導入できるので、その部分のデメリットは心配する必要はありません。ページ読み込み速度を心配しているのなら、SSDではないという点の方が大きいかもしれません。
またアダルトコンテンツの設置は禁止されているという点は、理解する必要があります。
Bluehostを利用しているサイト
Bluehostのサーバーを利用して運営されているウェブサイトを紹介します。
PremierPhysio

イギリスにある治療院「PremierPhysio」のホームページです。
Roath-Hof

イタリア南部にある農場兼民宿「Roath-Hof(ロース農場)」のホームページです。
Bluehostのクチコミ集めました
先月からBlueHostのCloudflare CDNを使いはじめました。これは確かにサイトの読み込みスピードが向上しています。とても素晴らしい。
わたしは共有サーバーのBasicプランを使っているんですが、他のウェブサイトも移管させたいのでアップグレードする予定です。
メリットとして挙げられるのは、安定した稼働時間、表示スピード、簡単なセットアップです。デメリットはサポートの知識量が不十分、価格が少し高い。
もちろん私はこの件についてサポートに問い合わせました。彼らの言い分はこうです。「共有サーバーなのでこのようなことは起こりえる。VPSサーバーにアップグレードしませんか?」。
彼らの提案には合理性があるのかもしれません。彼らもビジネスだから仕方かないことです。しかし私にも多くの選択肢があります。BluehostのVPSは高く、VPSにアップグレードするなら他の会社を利用することにします。
余談1:2011年、EIG傘下に入る
これは余談なんですが、2011年に世界的なホスティング企業グループであるEndurance International Group(EIG)に買収されたことも書いておいたほうがよさそうですね。
EIGはHostGator、FatCow、iPage、Typepadなど合計で83もの関連企業を保有するホスティング界の巨大企業です。ホスティング企業をどんどん買収しているんですが、2011年、遂にBluehostもEIGの傘下に入りました。
そして、「EIGの傘下に入るとサービスが低下する」というのが定説になっています。わたしは半分ネタが入っていて大袈裟だと思っています。なぜならホスティング界は全体的にサービスが向上しているからです。BluehostもEIGに買収された後もコスパは向上していると評価しています。
ですが、Bluehostの相対的な地位は低くなっているのは否めません。Bluehostも成長していますが、市場全体の成長スピードはもっと大きいために、Bluehostを選ぶ必然性は薄くなっています。
余談2:2015年、シリア電子軍にハッキングされる
中東の国シリアに「シリア電子軍」というハッカー集団があります。世界各国のメディアや政府関係機関、スカイプやtwitterやFacebookなども攻撃してサーバーダウンやサイト改ざんに成功している凄腕のハッカー集団です。
2015年3月、シリア電子軍によってBluehostはハッキングされました。正確に言うと、JustHost、Hostgator、Hostmonster、Fastdomainなどのホスティングサービスも同時にハッキングされました。共通するのはEIG傘下のホスティングサービスということです。
シリア電子軍は「テロリストのウェブサイトをホストしているためハッキングした」と声明を発表。ほどなくしてサイトは復旧したもののセキュリティに関して不安視されました。
まとめ:Bluehostはオススメか?
Bluehostは世界有数のホスティングサービスとして認識されています。長らく業界のリーダーであり続け、そのブランドを保ってきたのには理由があります。
つまりBluehostは良いレンタルサーバーです。
とは言え、ここ5年でホスティング業界は一段階ステージを上昇させました。新世代のホスティングサービスと比較するとBluehostはコストパフォーマンスで見劣りします。
Bluehostより低価格でありながらSSDディスクを利用していて、複数の国にサーバーを分散させているようなホスティングサービスも登場しているため、あえてBluehostを選ぶ必然性は少ないでしょう。
今回の記事は以上です。少しでも参考になったのなら光栄です。
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