【オランダの防弾ホスティング】なぜオランダは防弾ホスティングに愛されるのか?

オランダの防弾ホスティング

防弾ホスティングを語るうえでオランダを外すことはできません。なぜオランダが防弾ホスティング(防弾サーバー)で有名なのか?オランダのIT事情やプライバシーやデータ保護について、そしてオランダの防弾ホスティングを紹介します。

オランダはブロードバンド先進国

オランダは世界屈指のブロードバンド(高速インターネット)先進国です。

たとえば、ひとり当たりのブロードバンド普及率(99%)は世界1位。アメリカとヨーロッパを結ぶ太平洋のインターネットケーブルは15本あり、その11本はオランダに結ばれています。

また、オランダには世界最大のインターネットエクスチェンジ(※)であるAMS-IX(Amsterdam Internet Exchange)があります。AMS-IXはオランダの首都アムステルダムに本社を置く中立で非営利で世界最大のインターネットエクスチェンジですが、このAMS-IXと物理的な距離の近さも高速で安定したインターネット環境の源泉のひとつと言えるでしょう。

謎の博士
つまりオランダは高速インターネットのインフラ(物理的な基盤)が整っているんだ。防弾ホスティングに限ったことではなく、ホスティング会社全般にとっては重要なことだよ。
インターネットエクスチェンジとは

インターネットサービスプロバイダなどのネットワーク同士が互いに対等の立場で接続し、経路情報やトラフィックを交換し合ことです(ピアリングとも言う)。オランダには世界最大のインターネットエクスチェンジであるAMS-IXがある。

プライバシー保護とデータ保護の対応が異質

オランダは歴史的に見ても個人のプライバシーに重きを置いている国家です。

2014年にはオランダのデータ保護局がGoogleがユーザーのネット閲覧履歴や位置データを収集して広告に利用していることがオランダの情報保護法に違反しているとして是正するよう警告しました。

著作権保護に対する考え方も先進各国とオランダでは少し違っています。オランダでは著作権に違反するコンテンツをダウンロードして利用する行為が個人利用なら許可していました。

著作権違反のモノも個人利用ならOKだったものの、2014年にヨーロッパ司法裁判所によって明確に禁止されました。禁止になったもののオランダでの実際の取り締まりは非常に緩いです。

オランダにおける著作権侵害の疑いのあるコンテンツの取り扱いはアメリカのDMCAとは異なり、ホスティング企業の自主判断に任されているのが現実です。

オランダの多くのホスティングサービスは著作権侵害をしているコンテンツがあることを明確な証拠を提示して削除を求めれば応じてくれますが、応じないところもあります。

謎の博士
つまり、オランダは高速インターネットが整備されているだけではなく、プライバシー保護とデータ保護が先進各国と比べて異質であり、それが防弾ホスティングサービス運営に適しているために防弾ホスティングの中心地になっているわけだね。

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KEN TAKANO

当サイト「海外サーバー批評」の管理人です。1981年生まれ。現在は海外在住。仕事で海外のサーバーを使うことが多くて、ずっと前から海外サーバーに関する日本語情報が少ないのでシェアしたいなと思っていました。あなたの役に立ったら嬉しいです。